天草地域に分布するAso-4火砕流堆積物は石材として利用される場合、通称:御領石

または灰石とよばれています。この御領石(灰石)が露頭として観察できる場所
(ジオサイトという)として五和町の黒崎海岸を紹介しておりました。この露頭は海岸に

露出しており、常に波や風雨の浸食を受けている場所でした。

 この露頭の上には神社があり、これ以上露頭の浸食が進行しないような対策が必要

でした。このほど、土地の所有者によって浸食対策が行われ、この露頭での御領石(灰石)

の観察が困難になりました。天草ジオパーク推進室では、この露頭に代わる御領石(灰石)

ジオサイトの選定を行っていきます。

 

2015年08月31日更新